当院を受診される患者さんで、足の裏のトラブルをかかえていらっしゃる方が多いです。
今回はたこ、うおのめ、いぼについてのお話をしたいと思います。
たことうおのめは似ており、足の裏の同じところに繰り返し刺激を受けることで、皮膚の角質が増えて厚くなった状態のことです。
合わない靴を履くことや、足の一部のみが圧迫されるような歩き方をすることで出来やすくなります。
たことは…胼胝(べんち)といい、局所的に角質の増殖がみられます。
うおのめとは…鶏眼(けいがん)といい、たこのように角質の増殖があり、その中心に芯がみられます。痛みがあることが多いです。
いぼとは…尋常性疣贅(じんじょうせいゆうぜい)といい、ウイルスの感染症で皮膚が盛り上がります。
写真は日本皮膚科学会のホームページより引用しています。
たこやうおのめがよくできる方は、靴や歩き方を見直してみると良いと思います。
自分の足に合った靴を履いたり、インソールで調節をしてもらったり。靴屋さんのシューフィッターに相談されると良いと思います。
こどもの足の裏に、たこやうおのめができることは稀で、ほとんどがいぼであることが多いです。
感染症なので他の部位にうつったり、他の人にうつしたり、大きくなったりします。
当てはまるような症状があれば、早めに受診すると良いと思います。
スタッフ○でした。