- 皮膚科・アレルギー科 -
にきび(ざ瘡)

TOP > 皮膚科・アレルギー科 > にきび(ざ瘡)
にきび(ざ瘡)について

にきびは主に若い人の顔面、胸部、背部に多発する紅色あるいは皮膚色の丘疹で、分泌された皮脂と脱落した角質が毛穴を詰まらせて起こります。

にきびが発症するには、まず皮脂腺の分泌の活性化があり、これにはホルモンバランスの異常が大きく影響しています。

ストレス、睡眠の乱れがあると、皮脂の分泌に影響するアンドロゲン(男性ホルモン)の分泌が増えます。女性の生理前の悪化にはプロゲステロン(黄体ホルモン)が関連します。また、食事(脂っこいもの・辛いもの)や便秘も皮脂の分泌亢進に関わります。

もう1つは、毛穴部分の角化や汚れなどの詰まりです。過剰に分泌した皮脂から作られる遊離脂肪酸の刺激や、化粧、紫外線、乾燥などが原因となります。

治療について

アダパレンや過酸化ベンゾイルの外用、抗生物質または漢方薬、ビタミンBの内服処方、面皰圧出を行います。

それで改善が乏しい場合はケミカルピーリングを行っております。

ご注意点

にきびが出来たら、まず生活習慣について見直しましょう。

ホルモンバランスの乱れやストレス、バランスの悪い食生活による皮脂の分泌亢進、不適切な化粧法や肌の乾燥など、にきびを悪化させる要因は様々です。

洗顔は余分な皮脂と汚れを落とすようにぬるま湯で時間をかけて丁寧に(ゴシゴシではない)行ってください。

また、夜遅く帰宅して化粧も落とさずに寝たりせず、必ず化粧を落としてください。

さらに、適切な石けんを選び、にきびをいじらないようにする、食生活を見直す、便秘を防ぐ、睡眠をきちんととる、化粧品を選び直すなどのことも考えてみましょう。

生活習慣を見直すだけでもよくなることが少なくありません。

症状一覧へ