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ほくろ(色素性母斑・黒子)

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ほくろ(色素性母斑・黒子)について

「ほくろ」のほとんどは良性のものですが、いちばん恐いのは悪性黒色腫と呼ばれる「ほくろの癌」です。
これは早期診断、治療が非常に大事ですので悪性黒色腫の簡単な見分け方を知っておくとよいでしょう。

まず、成人してから出てきた黒色の皮疹が6mmを超えていないかどうかをチェックします。超えていれば要注意です。

また、形が左右対称でないもの、色が周囲ににじみ出して境界がはっきりしないもの、足の裏や指、爪に出来て増大傾向にあるものも要注意です。顔面に出来たしみ状の色素斑で拡大傾向にあって、一部盛り上がってきたり色が不均一なものも悪性黒色腫の一種の可能性があります。

それ以外でも、普通のほくろとは違うのではないかと思われたら是非受診されることをお勧めします。

当院では、ダーマスコープと呼ばれる、拡大鏡を使って色素の分布のパターンによって検査をする方法を行っております。

治療について

ほくろは良性と判断できれば炭酸ガスレーザー(CO2レーザー)で比較的きれいに取ることが可能です。

ほくろの色を決めるメラニン色素はホクロの表面に集中しているため、黒い部分だけ蒸散させて取ることができます。

3ヶ月ぐらい赤みやくぼみがありますが、そのあとほぼ平らになります。

残ったほくろの細胞がメラニン色素を作って再度濃くなることもありますが、数回繰り返せばほとんど取れます。

施術後も軟膏とテープで1週間傷を保護しておくだけで大丈夫で、洗顔も可能です.

ご注意点

レーザー治療は全く傷痕もなくきれいになると思われる方がいらっしゃいますが、そうではなく、多少の傷痕は残ります。残り方に関しては部位や大きさ、ほくろの形、体質などに左右されます。

レーザー治療を行う前に、どの程度の痕になるかの予測をお話ししますので、それを聞いてから治療を受けるかを判断してください。

なお、レーザー治療は保険適用外の治療法です。料金は大きさなどによって変わりますので、受診時にお尋ねください。

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