- 皮膚科・アレルギー科 -
じんましん(蕁麻疹)

TOP > 皮膚科・アレルギー科 > じんましん(蕁麻疹)
じんましん(蕁麻疹)について

蕁麻疹とは、蚊に刺されたような、あるいは地図状に盛り上がったかゆい発疹が出る病気です。

数時間あるいは1日以内に消褪しますが出没を繰り返すことが多いです。

通常は1〜2週間以内に治りますが、長いものでは数週間から数年かかるものもあり、前者を急性蕁麻疹、後者を慢性蕁麻疹といいます。

蕁麻疹は食べ物、感染症(扁桃炎、風邪、虫歯、ピロリ菌に感染した胃炎など)、各種薬剤などに対するアレルギー反応として出る場合や、ストレス、光、温熱などで誘発されることがありますが、原因確定は困難なことがほとんどです。慢性蕁麻疹では、慢性の感染症のチェックはとくに必要で、上記感染症の疑いがあれば精査とそれに対する治療が不可欠です。

特殊な蕁麻疹として、寒冷蕁麻疹があります。

これはプールに入ったり、冷たい水がかかったり、冷たい空気に当たったりしたときにでる蕁麻疹です。

まれに温熱による温熱蕁麻疹もあります。

治療について

抗ヒスタミン剤、抗アレルギー剤などの内服薬が主体となります。

慢性蕁麻疹で内服薬が効果ある場合、内服している間は発疹がでませんが、中止するとまた出ることが多いので、かゆみが無くなっても飲み続ける必要があります。薬は皮疹の再燃がないのを確認しながら少しずつ減量していきます。

また、原因がはっきりしている場合は原因を除く必要があります。

症状一覧へ