乾燥肌対策(2004.10)
通常のかさかさ肌(乾燥肌,乾皮症)は,皮脂が減ることで皮膚の水分量が減り,乾燥を生じることを指します.空気が乾燥し始める秋から冬に多く,中高年の方の下腿や腰背部によくみられます.初期の症状は自覚症状のない乾燥と角質のはがれですが,次第にかゆみを伴うようになり,ひび割れや赤みも生じてきます(皮脂欠乏性湿疹).
症状を悪化させないためには日頃のスキンケアが大事です.例えば,お風呂に長く入りすぎたり,ナイロンタオルなどを使ってゴシゴシ洗うようなことは避けましょう.また,ボディソープなどの洗浄力の強い石けんも要注意です.皮膚が荒れているから薬用石けんがいいと思っている方も意外と多いのですが,その逆で,薬用石けんは皮膚を余計に傷つけますので避けてください.石けんは無添加あるいは低刺激のものを選びましょう.また,なるべく皮膚をかかないように心がけてください.入浴後は保湿クリームなどを塗って皮膚表面に膜を作り皮膚の水分を逃さないようにするといいでしょう.擦り込むのではなく、薄くのばす感じでつけます。保湿剤も敏感肌用、低刺激性などいろいろな物が販売されていますので自分にあった物を探すと良いでしょう。どうしても市販の物が肌に合わないという場合は自分で作ってみるというのも一つの方法です。治療は保湿剤の使用に加え,炎症を起こしてかゆいところにステロイド外用剤を用います.









