水いぼ
■水いぼとは■
水いぼの正式名称は、伝染性軟属腫(でんせんせいなんぞくしゅ)といい、軟属腫ウイルスの感染症です。
低年齢の子どもに見られ、痒みを伴うことが多いです。とくに乾燥肌やアトピー性皮膚炎のある患者さんによく見られます。乾燥肌やアトピー性皮膚炎があると皮膚のバリア機能が低下するため、細かいキズからウイルスが入りやすいことと、痒みで引っ掻くことにより移してしまうことが大きいようです。
プールでよく感染しますが、水から感染するというより、皮膚の接触やビート板の共有が感染の原因となるようです。
■治療について■
水いぼはそれ自体に害はないので長期的に放置してもなんら問題は無く、いずれは自然治癒しますので、必ずしも積極的に治療する必要はありません。
しかし、水いぼの周囲に痒みの強い湿疹ができていることが少なくなく、この場合は治療を勧めます。また、保育園、幼稚園などでは水いぼがあるとプールに入れてもらえないことが多く、そういう点でも治療する必要が出てきます。
治療は、カップ状のピンセットなどで一つずつつまんで内容物を出す方法が一般的です。ただし、強い痛みを伴います。それに耐えられないお子さんの場合は、専用ピンセットをお貸ししますので、自宅で1日に数個ずつ、お子さんの負担にならないように取って下さい。それでうまくいかない場合は、ウオノメなどに用いるスピール膏を貼付しておくと、何日かで取れますので、当院で貼付いたします。ただし、確実性はつまみ取るよりも劣ります。また、漢方薬の「ヨクイニン」も多少効果があります。
■ペンレステープの使用について■
当院では治療の痛みを和らげることを目的として、麻酔のテープ(ペンレステープ)を張って治療を行っておりましたが、最近、水いぼに対してこのテープを用いたことで、ショックを起こして命の危機にさらされたケースが報告されました。そのため、初めて施術を行う患者さんには、テープの使用を控えることにしました。継続で使用されていて問題のない方も、できれば使わないことをおすすめします。









